30数年ぶりに僕のギターが帰って来た。
1月26日、高校時代の友達ひろし君と北千住で飲んだ。
北千住というのが俺ららしい。
酒を飲む事自体が、元旦にすこし飲んで以来なので大丈夫かなと思ったが、この歳になって酒無しで会うなんて無茶だろう。
ひろし君は高校のときやってたバンドのドラマーで、ギターもかなり出来るやつだ。
私が中学2年の時に父に買ってもらったギターがいろんな人たちの手を渡って
彼の家にあるという事で、持って来てくれるというのだ。
一時存在すら忘れていたが、このギターがひろし君の家にあるという情報を、年末にE君(当時の別のバンドメンバーの一人)に聞いて連絡してみたら、
「あるよ! でもこのギター、バーコーのギターだったの?」とのこと。
本当に奇跡的な事だった。
ひろし君とも10年以上会っていなかったので、5時間近くあまり料理も食べず、音楽の話と高校時代の話でしゃべりっぱなしだった。
とてもとても楽しい再会だった。
音楽仲間は本当に楽しい。
たぶんそのとき楽器が目の前に2台あれば、すぐ音が合ってしまうものだろう。
共に高校生の子供を持つ父親になってしまった。
むかしお茶の水の石橋楽器店で買ったグレコのSG。
中学2年だったので、父も一緒につきあってくれた。
父は、商売をしていたが、クラシック音楽マニアでもあった。
今では考えられないが、当時ギターをやるなんて不良の代名詞だし、何よりとても高い買い物だっただろうが、父は子供が音楽をやる事はまったく反対しなかった。
確か¥28,000を父が¥25,000だったか、お店で値切ってくれたのを覚えている。
こんなくだらない事を覚えているものだ。
もうフリマで¥1,000でも売れるかわからないような代物だが、
僕にとっては、¥100,000の価値がある。
ひろしもたまに風呂上がりに弾いてくれていたようで、全然音は狂っていない。
なぜこんな展開になったのか、「僕のエレキギターが帰って来た。」
これが起きてきました。
こいつを弾いてみたら(アンプが無いのだが)忘れていた当時の映像が次々出てくる。
ビートルズのコピーバンドがスタートだったなあ。
日々、「手放す」事をやっているが、こんなのもたまにはいいものだ。
久しぶりにこの日、僕とひろしはギター少年になった。
ひろし、ありがとう。
写真:帰って来た、グレコSG
« レイキと姫川薬石のコンビはすごい。 | トップページ | オルガン奏者、ヘルムート・ヴァルヒャ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 私の、お金に対する不安(2021.04.08)
- 一人でフラフラしてます。(2021.03.12)
- 2月、3月どんなことが起きるのでしょう。(2021.02.05)
- やっぱりポップコーンを食べながら。(2021.02.01)
- アメリカ大統領就任式(2021.01.21)
「音楽」カテゴリの記事
- フォーク酒場(2016.07.11)
- オルガン奏者、ヘルムート・ヴァルヒャ(2012.02.04)
- 30数年ぶりに僕のギターが帰って来た。(2012.01.28)
コメント