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2012年6月の記事

2012年6月25日 (月)

名曲「Confirmation(コンファメーション)」

ジャズピアノレッスンが昨日あった。

課題曲を準備していったにもかかわらず、先生との会話で「コンファメーション」の話になり、「じゃあ、今日はコンファメーションやりましょう。」となってしまった。

私はこの曲アドリブはできるが、テーマはできない。

作曲者チャーリー・パーカーについては、また別の機会に触れたいです。

Jazzを知らない方に前置きしておきます。チャーリー・パーカーはわれわれは「バード」と呼びます。

バードのあまりにも有名なバップチューン、コンファメーション。

Jazzをやる人ならだれでも、演奏出来なければいけない基本的な曲である。

ジャズの歴史を見ても、たくさんのミュージシャンが名演奏を残しているが、この曲のテーマを細部までオリジナル通りに完全に弾いている演奏は、、、あったっけかなあ。

もちろん作曲者のバード以外でだ。

私の知っている「コンファメーション」の最も古いのは、1947年9月のアルバム「Diz 'N' Bird in Concert」の演奏。

ここでのバードとディジー・ガレスピーのユニゾンでのテーマが完璧なものである。

NYカーネギーホールでのライブ盤だ。

持っているのはもちろんアナログLP。

この当時のライブは音質がひどいのは仕方ないが、いやあ、ここでのバードのソロ、ものすごいんですよ。

これもまたコピー不可能な程、テンション入れまくりの超ハイレベル。

特にサビの部分8小節は、、、まったくわからんです。

バードは高い高い上空を易々と飛んでいて、常人の真似出来る世界ではないのです。

もちろんバードの本当のすごさは、当時の生演奏を聴いた人しかわからないと言うように、われわれは知る手段はないのですが。

この「コンファメーション」のソロが聴けるだけで、このアルバムは永遠に不滅です。といっても今CDであるのだろうか?

「コンファメーション」はジャズミュージシャン作曲のスタンダードの中でも飛び抜けた名曲のひとつだ。
この際、夜更かししてでもこの曲のオリジナルのテーマを練習しますよ。

* * * * * * *

ここで、私の大好きな「コンファメーション」ベスト5。

1位:ディジー・ガレスピーのアルバム「Diz 'N' Bird in Concert」収録。

もちろんこれ! 私の持っているのは1978年に購入したLPなのだが、バードがいるのはA面だけ。だから、ガレスピーバンドのみのB面は買ってから1度しか聴いていない。ガレスピーさま、ごめんなさい。

2位:アート・ブレイキーのアルバム「バードランドの夜Vol.2」収録。

クリフォード・ブラウンがいるし、Vol.1もVol.2も永遠の愛聴盤。「コンファメーション」はVol.2に入っているが、Vol.1の「クイックシルバー」や「Once in a while」のブラウンが歴史的名演。大学1年のとき購入してこれまで何回聴いたのだろう。お客の熱狂といい1954年のNYのJazzシーンはこれです。

3位:バードのアルバム「Now's the time」(ヴァーヴ盤)収録。

スタジオ録音なのでかなり音質も良い。アル・ヘイグのピアノが短いのが、、仕方ないか。

4位:渡辺貞夫のアルバム「アイム・オールド・ファッション」収録。

ナベサダさんmeetsグレート・ジャズトリオ。1970年代の演奏で、何たってトニー・ウィリアムスのドラムがガンガン引っ張っている。エネルギッシュです。

5位:トミー・フラナガンのアルバム「エクリプソ」収録。

オリジナルのテーマに忠実でないばかりでなく、ミスっている。そのままOKなのは、アドリブが冴えていたからだろう。ピアノトリオの「コンファメーション」のお手本的演奏だと思う。エルビンさまのブラシワークが気持ちいい。

ついでに、

6位:ジャッキー・マクリーンのアルバム「4・5・6」収録。

マクリーンもいいが、私はドナルド・バードのトランペットが大好き。彼のフレージング所々もらいました。ピアノのマル・ウォルドロン。このピアニスト日本で結構人気ある人なのですが、私、このタイプのピアノ全然良さが理解出来ないのです。バッキングのヴォイスはいいけど、ソロが、、、。

* * * * * * *

ディジー・ガレスピーのアルバム「Diz 'N' Bird in Concert」

Diznbird

2012年6月11日 (月)

名曲「Stella By Starlight」

昨日6月10日、3回目のレッスンがありました。

Jazz pianoを知らない方にはちょっとマニアックな記事になります。

レッスンテーマはDrop 2ndと、アッパー・ストラクチャーというヴォイシング。

これまで長年、左手は「クローズド・ヴォイシング」という技法で(しかも超自己流の)やって来たので、このあたらしい2つの技法は気絶しそうなくらいのヴォリュームです。

でもこれがとても、それはそれは素敵な響きなのです。

ブロックコードで弾けるようになりたいので、何ヶ月かかろうとも必須項目です。

まあ、いまさら気付いたことですが、凡人は自己流はダメです。

スポーツもそうですよね。

ダメなまま、進んでいきます。

初めは、そこそこ勢いで伸びていきますが、自己流は、方向性が最初から少し曲がった状態でスタートしています。

最初は曲がり方が小さいので、少々上達して行って、気付くと大きく曲がっていて、そこで壁にぶち当たります。
何でもそうです。

それでもこの度は教えてもらう度に、「目から鱗」です。
それがわくわくします。

ヴォイシングと並行してアドリブラインはコピーしかありません。

かつてはBud Powellのコピーばかりをしてきましたが、Bill Evansに切り替えています。

課題曲は、当然好きな曲になってきます。

今月の課題曲
1.Stella by starlight
2.On green dolphin street
3.Scrapple from the apple
4.F -Blues
このくらいのペースです。

ここで、私の好きなStella by starlight ベスト3は、

1位:Miles Davisのアルバム「1958マイルス」収録。

ダントツです。コルトレーンほか各人のソロが少なめの音数でとてもクールな演奏だ。この緊迫感と全体の雰囲気で100点満点。マイルスがそこにいるだけでこの演奏が生まれた、と言える1曲。

2位:これもMiles Davisのアルバム「My Funny Valentine」収録。

いきなりハービーの超美しいイントロがこの演奏の「カラー」を決定づける。
そしてマイルスのテーマと1コーラスのソロで圧倒的な「ステラ」になってしまった。ライブ会場のお客が叫ぶ気持ちもよくわかる。ハービーのテンション使いまくったピアノソロは解読不可能なほど美しい。

3位:Bud Powellのアルバム「バドパウエルの芸術」収録。

1947年の録音が圧倒的に有名で、ジャズピアノの教典と言われた演奏だが、Stella by starlightは1953年の演奏。パウエルにとっては絶頂期のタッチはなくなっているが、それでもそんじょそこらのピアニストには表現出来ないであろう、パウエル的美の極致。
ほとんどテーマでしかも1コーラスでエンディングとなるが、このエンディングのパウエル流リハーモナイズ、ああジニアス・Bud Powell。終わってみると、こんな危うい美しさの「ステラ」に、何度聴いても感動する。

アルバム、「1958マイルス」

1958miles_

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