2011年8月、越後駒ヶ岳に登りました。
先日新潟方面へ行く機会があり、越後駒ヶ岳に登りました。この山も前回登ったのは遥か昔中学3年生の秋。本当に中学生の頃は良く登山したものだ。クラスの仲間とパーティを組んで本格的な雪山もやった記憶がある。今より高価な登山用品を神田のさかいやで揃えて。
今回はやや天気があやしく、枝折峠までのワインディングロードは小雨が降っていた。結果的に山頂ではガスっていたものの上々の天気。
写真1:百草の池:昔は池のすぐ横が登山道だった気がする。自然保護上少しずらしたのだろう。
とにかく小倉山までは高度も稼げずだらだら登山道。百草の池からは本格的なのぼりとなる。
しかしこの辺りから、またしてもスズメバチの威嚇が厳しい。私の顔のまわりをこちら向いて一定距離を保ちブンブンと来る。
以前燧ヶ岳で森林限界辺りで出くわしたのでさほど怖くなかったが、とにかくこんな時は手で払ったりせず、何事も無いようにゆっくりと歩くのみ。
そして蜂に話しかける、「ごめんね、君の山に立ち入ったのは俺だね、なにもしないからね。」結局、標高で300m位はこの状態が続いた。
スズメバチの緊張から解放されたが、思ったよりエネルギーを奪われてしまったようだ。
駒の小屋ではかなり足に来ていた。
この風景、なつかしい! ここには中3のおれがいる。
子供の頃見た山の風景は、何10年経っても私の脳裏に強烈な映像として残っているのだ。
その頃の学校での出来事とか同時に記憶の引き出しのかなり奥の方からイモずる式に引っ張りだされる。その頃聴いていた音楽とか。
小屋のご主人と楽しく話す。確かに小屋は昔の建物ではない。
こんな山のひとときが嬉しい。
冷たいお水をいただき頂上を目指す。
写真4:頂上直下のハクサンコザクラ
写真5:駒ヶ岳頂上。ガスの向こうに八海山。
こんな頂上だっけ。あまり記憶が無い。ガスで眺めもいまいち。
でも駒ヶ岳に登れて満足。
写真6:途中出会った大好きな蝶、クジャクチョウ。
飛ぶとかなりの俊足である。何度も私の目の前に飛んで来てくれた。