チャーリー・パーカーの名曲「Ornithology」
Jazzネタなのです。
Jazzネタなのです。
ジャズピアノレッスンが昨日あった。
課題曲を準備していったにもかかわらず、先生との会話で「コンファメーション」の話になり、「じゃあ、今日はコンファメーションやりましょう。」となってしまった。
私はこの曲アドリブはできるが、テーマはできない。
作曲者チャーリー・パーカーについては、また別の機会に触れたいです。
Jazzを知らない方に前置きしておきます。チャーリー・パーカーはわれわれは「バード」と呼びます。
バードのあまりにも有名なバップチューン、コンファメーション。
Jazzをやる人ならだれでも、演奏出来なければいけない基本的な曲である。
ジャズの歴史を見ても、たくさんのミュージシャンが名演奏を残しているが、この曲のテーマを細部までオリジナル通りに完全に弾いている演奏は、、、あったっけかなあ。
もちろん作曲者のバード以外でだ。
私の知っている「コンファメーション」の最も古いのは、1947年9月のアルバム「Diz 'N' Bird in Concert」の演奏。
ここでのバードとディジー・ガレスピーのユニゾンでのテーマが完璧なものである。
NYカーネギーホールでのライブ盤だ。
持っているのはもちろんアナログLP。
この当時のライブは音質がひどいのは仕方ないが、いやあ、ここでのバードのソロ、ものすごいんですよ。
これもまたコピー不可能な程、テンション入れまくりの超ハイレベル。
特にサビの部分8小節は、、、まったくわからんです。
バードは高い高い上空を易々と飛んでいて、常人の真似出来る世界ではないのです。
もちろんバードの本当のすごさは、当時の生演奏を聴いた人しかわからないと言うように、われわれは知る手段はないのですが。
この「コンファメーション」のソロが聴けるだけで、このアルバムは永遠に不滅です。といっても今CDであるのだろうか?
「コンファメーション」はジャズミュージシャン作曲のスタンダードの中でも飛び抜けた名曲のひとつだ。
この際、夜更かししてでもこの曲のオリジナルのテーマを練習しますよ。
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ここで、私の大好きな「コンファメーション」ベスト5。
1位:ディジー・ガレスピーのアルバム「Diz 'N' Bird in Concert」収録。
もちろんこれ! 私の持っているのは1978年に購入したLPなのだが、バードがいるのはA面だけ。だから、ガレスピーバンドのみのB面は買ってから1度しか聴いていない。ガレスピーさま、ごめんなさい。
2位:アート・ブレイキーのアルバム「バードランドの夜Vol.2」収録。
クリフォード・ブラウンがいるし、Vol.1もVol.2も永遠の愛聴盤。「コンファメーション」はVol.2に入っているが、Vol.1の「クイックシルバー」や「Once in a while」のブラウンが歴史的名演。大学1年のとき購入してこれまで何回聴いたのだろう。お客の熱狂といい1954年のNYのJazzシーンはこれです。
3位:バードのアルバム「Now's the time」(ヴァーヴ盤)収録。
スタジオ録音なのでかなり音質も良い。アル・ヘイグのピアノが短いのが、、仕方ないか。
4位:渡辺貞夫のアルバム「アイム・オールド・ファッション」収録。
ナベサダさんmeetsグレート・ジャズトリオ。1970年代の演奏で、何たってトニー・ウィリアムスのドラムがガンガン引っ張っている。エネルギッシュです。
5位:トミー・フラナガンのアルバム「エクリプソ」収録。
オリジナルのテーマに忠実でないばかりでなく、ミスっている。そのままOKなのは、アドリブが冴えていたからだろう。ピアノトリオの「コンファメーション」のお手本的演奏だと思う。エルビンさまのブラシワークが気持ちいい。
ついでに、
6位:ジャッキー・マクリーンのアルバム「4・5・6」収録。
マクリーンもいいが、私はドナルド・バードのトランペットが大好き。彼のフレージング所々もらいました。ピアノのマル・ウォルドロン。このピアニスト日本で結構人気ある人なのですが、私、このタイプのピアノ全然良さが理解出来ないのです。バッキングのヴォイスはいいけど、ソロが、、、。
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ディジー・ガレスピーのアルバム「Diz 'N' Bird in Concert」