長野市に仕事で行ってきました。
一泊二日です。
大宮から1時間ちょっとで長野駅着。
仕事は1時間で終わりましたので
そのあと色々歩き回ろうと思っていましたが、1日目は雪もちらつき日中も4℃で
寒い寒い。
善光寺を散歩しただけで宿にチェックインしました。
夕方までに2回温泉に入りビール飲んで夜の街へ。
長野市は生まれて初めて来ましたが、なかなか味わいのある街です。
居酒屋の数はやたら多いです。
せっかく長野市まで来たのに全国チェーンの居酒屋はやめようと、
長野市にしかないらしい「六方はちべえ」なる店に突入。
夕方6時、しかも平日なのにもうほぼ満席でした。
わたしはカウンターの一番端でくつろぎ時間。
お通しがキャベツ1/4個、こんなに要らんわ。
でも、 付ける味噌がとても旨くて結局全部食べた。
お店スタッフおすすめの「はちべえ焼き」も実に旨い。
出張先でひとり居酒屋は結構好きな時間だ。
飲みながらスマホでライブやってる店を探すが、
長野市にはいい感じのJazzのお店はないようだ。
1件フォーク酒場が見つかった。
(フォーク酒場とは、お客さんが順番にギター弾き語りで好きな曲を歌うお店だ。)
その名も「ワシらのフォーク村・拓郎age」だって!
ここだ!
「はちべえ」は1時間で切上げ、この店を目指す。
(このブログどうやっても縦の画像が横になってしまいます。)
ビルの2F、しかも一番奧の普通のマンションの玄関のような扉。
えっ、ここかあ。
やめようかなあ。
中から音が聞こえてきた。
吉田拓郎の「今日までそして明日から」をギター弾いてがんがん歌ってる。
ちょっと嬉しくなって、
この数年でトップクラスの勇気をふりしぼって ドアを開けた。
マスターの優しい「あ、いらっしゃい」
これでホッとした。
「初めて来ましたー」と言ったら、
演奏中のお客さんもギター弾きながらこちらに笑顔を返してくれた。
あったかいなあ。
結局この店で10曲もやらせていただきました。
「今日までそして明日から」を歌っていた人とも3曲セッションしました。
やはり同年代の人が多くて、みんな当時のフォークギター少年です。
話したらほぼ皆、中学時代ギターやってたやつらです。
「あの頃は学校にギター持っていって教室のうしろに何本も立てかけてあったよね、そんで休み時間にみんな弾き出すんだ。その中でテクニックを上手いやつから盗むわけ。」
ほんと、そうだった。
そんな会話も全国共通で通じるって、すごいなあ。
そして今、あのころから40年以上経ってるのだが、
初対面で最後まで名前もわからずでも、
当時のフォークソングを通してセッション出来るって、
本当に幸せな時間でした。
ああ、ギターやってて良かった。
お別れの時も「じゃあまたここで」って、
わたしは次いつ来れるかわからないのに、
なんかグッと来た夜でした。